テレビをつけても、映画かWOWOWしか見ないコーチのてつです。
以前ブログに書いたのですが、私は全くテレビの地上波を見ません。
テレビをつけても映画を見るか、WOWOWというBS放送を見るか。
しかし数年ぶりに長時間、地上波を見ました。
私の部屋と、妻の部屋は全て別々です。
寝る所、食事する所、テレビを見る所。
壁を挟んで、対称的にソファー・テーブル・テレビと並んでいるので、リビングが2つある感じです。
家庭内別居みたいに聞こえますが、夫婦仲はすごく良いですよ(^-^)
テレビの話に戻しますが、
妻の部屋に行った時に、妻のテレビがついていて、その時の放送が
「ランボルギーニに、宝石のスワロフスキーを隙間なく張り付けた車の値段が2億円。その所有者は女性でレースクイーン」
という内容でした。
それを見て驚いて、その続きを見たくて自分の部屋でテレビをつけました。
数年ぶりの地上波を長時間。
その時に番組の途中でCMに入ったのですが、見るCM全てが初めて見るCMでした
( ゚A゚ )
すごく新鮮で、現代社会に戻って来た感覚でした。
さて、今日はWOWOWの話題から。
WOWOWのあるドラマを見ていたら、二宮金次郎の銅像が出てきました。
そのドラマの中で、
「2年前、この二宮金次郎の銅像が作り変えられたそうだ。
歩きながら本を読むなんて危ない。子供が真似をする。多くの保護者の署名が集まり、金次郎さんは椅子に座ることになってしまった。」
と言っていました。
私は「確かに今時ありそうな話やねー」と思って見ていました。
ちなみに私は、全然勉強をしてこなかった人間ですので、
はて?二宮金次郎とは?
なんとなくはわかるけど・・・。
どんな銅像?何をした人?
(-ω- ?)
と、気になってググってみることに。
今の時代は便利ですね。
すると、
あれ?
ドラマの中だけじゃなく、歩いている金次郎と座っている金次郎が2種類ある・・・。
※そこで、その前に、
「二宮金次郎」とはどんな人か簡単に。
金次郎は1787年、神奈川県生まれ。
二宮家は富裕な農家だったが、91年に起きた水害で田畑の大部分を損失。
その後すぐに両親を亡くし、金次郎は16歳で伯父に養われる身となった。
昼間は伯父の家業の農作業に励み、夜は寝ずに勉学に励んだ。だが伯父は、農民に学問は不要との考えで、金次郎が油の明かりで本を読むことを浪費だとして厳しく叱った。
金次郎が非凡なのは、荒れ地に菜種を育てて油屋に渡し、引き換えにもらった燈明油で夜の読書を続けたこと。
昼間も、山に登って薪を切り、背負って歩きながら書物を読んだ。
銅像や石像は、このころの逸話がモデルとなっている。
ということで、
薪を背負って歩く間も惜しんで本を読み勉学に励んだ人だそうです。
そして、その後の金次郎は。
伯父の家から独立し、実家の再興に取り掛かる。
そして勤勉と倹約に努め、24歳で以前のような裕福な家に再興。
それを知った小田原藩士服部家に財政の建て直しを頼まれ、これも成功。
それが広まり今度は小田原藩の分家にあたる桜町領(栃木県二宮町)の再興を頼まれたりして、生涯に615の村々を立て直したといわれる。
ということで、
彼は、借金でどん底だった家や、貧しい人々の救済を勉強・努力によって回復させ成功させてきたという成功者・勤勉者のモデルです。
「薪を背負って歩く間も惜しんで本を読み勉学に励んだ人。」
って、
座ったらダメやん。(´・ω・`;)
座ってゆっくり本読んだら普通の人やん。
では、なぜ座ってしまったのかもググって調べました。
調べてみると座らせるどころか、二宮金次郎像が学校から撤去される現象が進んでいるらしいです。
その背景には、
「児童の教育方針にそぐわない」
「子どもが働く姿を勧めることはできない」
「戦時教育の名残という指摘」
「『歩いて本を読むのは危険』という保護者の声」
などがあるといいます。
”座る”二宮金次郎像の製作者も、
「二宮金次郎イコール立った姿で薪を背負って本を読んでいる。これは今スマホをやりながら歩くのと一緒で、交通事故になっちゃいかんと。だったら座った二宮金次郎をつくったらどうだということで」
だそうです。
ドラマは面白くするための作り話かと思ったら、マジな話だった・・・。
だいたい、それを教育するのが学校や親なのでは・・・。
「そのくらい時間を惜しんで勉強したんだよ」
「金次郎の時代は山の中で1人で本を読んで歩いて、もし木にぶつかっても人に迷惑はかけないし、大した事じゃない。
現代の道路でそんな事をすれば人・自転車・車がいるからとても危険。」
「現代では歩きながらやってはダメ。」
と説明するだけのような・・・。
そういうことを考えることも出来なくなってしまいそう。
人それぞれ考え方があると思いますが、私的には何でも無くせばいいってもんじゃないと思いますが。