ジムのスタイル

試合の週は本気できつかったコーチのてつです。

前日計量もドタバタでシャレにならんかった。
(↑この時間は、会員様が練習に来られませんでした。気を使わせてしまい、大変申し訳ございませんでした。)
試合前後の日もジムは朝から営業。
水曜が試合ってマジでいかん。
だから、27日(日)は死んでるの?というほど寝ました。
でも疲れがとれない(^^;

この前の熊本大会は、応援ありがとうございました。
熊本という事もあり、かなりの会員様に応援に来ていただきました。
選手もお疲れ様でした。
しばらくオフで、ゆっくりしてください。

今回のブログは、試合に出る人、出たい人向けに書きます。
って、前から言ってる事と同じ事を書きますが。
熱く語りますので、また長いです。超~暇な時に読んでください。
すみません。

応援に来た会員様で気付いた人もいるかと思いますが、大会に出ている人で「ん?まだ初心者かな?」という選手もいたと思います。(←ウチ以外で)
ウチの試合に出る選手達を見ている分、それは思ったはずです。
これはジムのスタイルの違いですね。
「試合に出たい」と言えば、初心者でも試合に出す所もあります。勝っても負けても気にせず「楽しかった」で終了。(←こういうジムはごく稀ですが。)

ウチはご存知の通り、勝てるレベルまで鍛えて試合に出します。
勝っても負けても、やる事が出来なかったら「何やってんの(怒)」と厳しいです。

どっちがいいかというと、人それぞれの目的に合うかどうかだと思います。

「ただキックボクシングを楽しみたい」程度なら前者のスタイルのジム。
でも、見てた人は思ったでしょうが、試合になってない場合は微妙。
一方的に打たれて終わったり、ヘロヘロの打ち合いと言えないような打ち合いをしていたり。
一方的に打たれるのは危ないですね。
でも、これで本人が楽しいならいいんじゃないかな。

ウチは、「選手を強くする」スタイルのジム。
「試合に出る」と言ったら厳しく鍛えます。
全員を絶対に強くするという、強い意思をもって教えています。

私の試合に対する考え方を書くと、
試合とは、必死に練習してきた事を発揮して、それを試す場所。
「ここまでやった」という所までやって、それを試合で試す。
それが出来て勝つから嬉しいし、出来ないで負けると悔しいし。
その喜びだったり、悔しさだったりをバネにするから、学ぶ事があり強くなっていくと思っています。
ていうか、それをしないと、選手としても人としても強くならないでしょ。

大した練習もせずに、レクリエーション感覚で出ても、学ぶ事はないし、強くもならないのは一目瞭然だと思います。
負けて「楽しかった」と笑っている人は、ウチはいないですね。
それだけ頑張っているから。
私も試合は楽しめないです。いつもドキドキしてますよ。普段から全身全霊で教えているし、みんなの頑張りを見てるから、勝たせたい気持ちで一生懸命。

皆さんがやっているのは格闘技。
人の壊し合い。試合に出るなら、遊びでは危ないと思います。
運動不足解消なら、他のスポーツでもいいですが、格闘技を選んでいます。
格闘技は強くなる為のものです。

大げさな話をすれば、格闘技は弱者が強くなって、暴力に屈しない為のもの。
これは、「自分に自信を持てるようになって、暴力に対抗出来るようになりたい。」と、入会された会員様達もいらっしゃるので書いておきます↓

以前も書きましたけど、私は小さい頃からイジメられてきました。
中学2年ぐらいまで、呼び出されて殴られていたかな。
中学生まで運動も出来ない喘息持ちで、高校からボクシングを始めて、それから格闘技の人生です。

ありとあらゆる怪我をしたし、つらい思いや、悔しい思いをしてきて、何回も泣いてきました。
そして、今があります。
格闘技をやって、自分に自信がつきました。
今だったら、チンピラさんに絡まれても問題ありません。←と、書いたからといって、わざとドッキリで襲わないでくたさいね。目つぶしと金的で、こ◯しにいくので冗談にならなくなります(笑)
この自信というのは、殴り合いの自信だけではなくて、色々な意味で自分に自信がついて堂々となったと思います。
それだけの事をやってきたから、自信がついたし、イジメられていたあの頃より、人として強くなったと思っています。
まだまだですけど。

(↑人として強くなりたい。と思っている人用に書きました。)

でもまぁ、そんな大げさな話ではなくても、格闘技好きな人は、リングで強い選手はカッコいいと思うはずです。
私も純粋に、ボクシングのチャンピオンをカッコいいと思って始めたし。

試合の話に戻します。

試合というのは、仲間内でやるマス・スパーと違って、赤の他人と本気で殴り合って勝敗をつけられるという緊張感とプレッシャーがあるので、それに勝てばメンタルも強くなります。
「ちゃんとした試合をしないとコーチに怒られる」と、それがプレッシャーになっているなら、それもいい事です。そのプレッシャーに勝って強くなってください。
さらに、ジムの看板も背負う事になりますので、情けない試合は許されません。

試合に向けて必死で練習して頑張って、その緊張感とプレッシャーの中で、それを試すからこそ試合の意味があります。
その中で勝って負けてを繰り返して、選手として、人として、強くなるものと私は考えています。
そういう事を全て含めたのが試合です。

だから私は、自分がそれだけやってきた事もあり、もっとこうしておけば良かったという所もあり、試合に出る人達には厳しいです。
気持ちを込めすぎてしまいます。
強くなってもらいたいから。
強い選手を育てたいから。

私は頭が悪い上に、格闘技を始めたのが遅く、色々と気付く事も遅かったから、気付いた時には怪我で現役終了。
今からという時に。
それをみんなに早く伝えて、無駄な時間を過ごさせず、早く強くなってほしい気持ちでいっぱいです。

そこまでして試合に出たくない。
勝っても負けてもいいから、ただ楽しく試合に出たい。
というなら、ウチはオススメしません。

前回の試合で負けた2名と、引き分けた1名は、もう目の色を変えて、次の試合で頑張ると言っています。
「悔しい。次やってやる。」こういう気持ちが、選手として人として強くなっていくと思います。
どん底の気持ちから、次の試合に向けて気持ちを切り替えただけで、もうすでに成長してるかも。
次頑張れ!

あーだ、こーだ、と色々書きましたが、ようするに試練を乗り越えて強くなって、リングで強い姿はカッコいい!
とにかく、みんなに選手として、人としても強くなってほしい!
私はみんなが強くなるためなら、何でもします。
試合に勝つ為の練習は楽しくありません。
本当にきつい。つらい。
でも、試合に勝って良い結果が出た時に、
「自分は強くなった」と思えた時に、見える景色はどうなのか。
頑張ってきた事が、何かの形になった時の気分はどうなのか。
それまで一緒に頑張りましょう!

今回は、ガッツリ試合に出る人向けに書きました。
試合に出ないなら、もちろん楽しくいきますよ(笑)

ある強いジムで、「選手コース」というのがありました。ウチで試合に出ると言った人達は、これになるみたいなもんですね。
ずっと前から言っていますが、「試合に出る」と言った時から、私は厳しくなります(笑)

最後に余談。

そういえば、各ジムの会長も試合のセコンドの時に、普段の指導の色が出てますね。
これは、選手を教え込んでいるから感情移入しているなって会長はわかりやすく、セコンドの声出しが熱いです。
ちなみに私は、「今日は、落ち着いて椅子に座って、声を出していこう。」と決めて、椅子をセットしましたが、気付いたら数秒で1試合目から、身を乗り出して大声を出していたので、椅子の意味がなかったです(笑)

自分もそれだけやってきたから、人に厳しくなってしまうし、それだけ一生懸命教えているから感情移入してしまうし。
負けず嫌いも強いし。
これは私の悪い所でもありますね。

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