試合結果。判定負け
プロ戦に行ってきたコーチのてつです。
中川真一のプロデビュー戦。
結果は判定負け。
調子は良かったのですが、プロの雰囲気にのまれた感じでした。
いつもなら彼は動いてパンチをよけられます。
でも、あまり動けなくて、パンチ・ローも見えていなくて、まともにもらっていました。
体力も全然足りませんでした。
あとは相手の気持ちが強かったです。
内容をざっと書きます。
試合直後に書いたからセコンド目線で。
1R目。
相手が前に出てガンガン打ち合いにきたから、打ち合ってしまいました。
予定では相手のペースで打ち合わずに、自分の動きをする予定でしたが、ここでいつも通りにいけないのがプロデビュー戦。
雰囲気にのまれていて、まともに打ち合ってしまいます。
でも打ち合いで、パンチをもらってはいても、こちらも的確に当てていたので、セコンドとしてはそのまま打ち合いをさせました。
打って打たれての1R。
2R目。
この打ち合いは体力が持たないだろうと思ったのと、予定とも違ったので、動いてスピードを出していくように指示しました。
しかし、パンチが見えていないし足の動きも悪いので打たれてしまいます。
こっちのパンチも当たっていましたが、ここら辺から中川くんはバテてフラフラしました。
3R目。
もう、倒すしか勝ちはなくなったし、今日は動きも悪くてパンチもよけられないので、打ち合って倒せと指示。
ただ、2R目でバテてフラフラの状態だったので、ガードを固めて、1発1発をしっかり狙って打つようにと伝えました。
ここは中川くんも同じ考えだったみたいで、気合いを入れて、初めて根性を出して打ち合いました。
採点は、
30-28が2名
29-28が1名
中川くん曰く、
「アマチュアとは全然違いました。
雰囲気にのまれて、「やってやる」という気持ちが強く出てしまったかも。
みんな高いお金を払って応援に来てもらっているので、恥ずかしい試合は出来ない。
効いても倒される訳にはいかない。
最後は倒して勝ってやると思ってました。」
と言っていたので、プロ意識がしっかりあったみたいです。
確かに、彼があんなに気持ちを出して打ち合ったのは、私も初めて見ました。
足も傷だらけで腫れて、プロの洗礼も受けて、いい勉強になったと思います。
プロデビュー戦は実力の半分も出せれば良いほうだとよく聞きます。
今回の中川くんは、1R目からジャブの差し合いでも負けていて、パンチとローをまともにもらって全く見えていなかったので、実力は出しきれていませんでした。
ですので、予定通り「1R目から動いておけば・・・」という失敗した感覚はなく、デビュー戦として今回やれる事はやれたと思います。
体力がないのは目立ってしまいましたが、それでも急成長です。
(ちなみに相手は4戦目)
最後に。
応援に来ていただいた方の声がすごく聞こえました。
リング上で選手コールを受けた時に驚いたぐらい。
最後の3R目の打ち合いの時の声援はすごくて、こんなにみんな声を出してくれるんだと、とてもありがたかったです。
あれがあるのとないのでは、選手は全然違います。
応援に来ていただき本当にありがとうございました。
相手のジムと選手ありがとうございました。
イベントスタッフの皆様ありがとうございました。
★写真集★
前日計量↓
会見↓
地方で会見までやる団体は凄いです。
リングチェック↓
試合中↓
(※写真家:フミ)
そして最後のいつもの記念写真。
みんなすごく笑っているのは、このカメラはそこら辺にいた知らない女性に頼んだのですが、その方が
「は~い(^-^)マスクをしている人は外してくださ~い(^-^)」
とか、普通に仕切っていたから、みんなでウケました(笑)