がっかり
やっと疲れが抜けてきたコーチのてつです。
台風で休ませていただいた日もひたすら寝て、メンテナンス日の3日もさらに寝て、やっと回復してきました。
8月は2回試合があって休めず、暑さで体力も持っていかれて、想像以上に疲れていたみたいです。
メンテナンス日の9月3日ですが、多くの会員様に聞かれていました。
8月の早い時期から
「9月3日はジムは休みですよね?」とか、
9月2日の休み前日に、
「あ!明日は井上尚弥の試合じゃないですか!だから休み?」とか。
そうです。
井上尚弥選手の試合の日は、メンテナンス日にあてます(^^;
すみません。
今回の試合後のインタビューで、次は12月に井上選手の試合をする予定と言っていましたが、12月8日はウチもアマチュアの試合が入っているから、重ならない事を祈っています。
さて、題名に書いていましたが、これは今回の井上尚弥選手の試合の事。
井上選手が今からペースを上げていくという時に、相手のドヘニー選手が腰の異変を訴えて棄権。
まさかという終わり方でした。
これは怪我だから、しょうがないと言えばしょうがないのですが、正直言えば「がっかり」です。
途中で終わった感じ。
今から井上選手の動きが見れると思ったのに。
これは見てる人はみんな思ったでしょう。
高いお金出して会場に行っている人達は特に思ったんじゃないですか?
どのくらい痛かったかわかりませんが、ぎっくり腰はピクリとも動けないぐらい激痛です。
でも、退場する時、二人から肩に担がれて歩いていたので、ぎっくり腰ではないとわかりました。
ぎっくり腰はあの動きと姿勢は絶対無理です。
あと、腰を打たれたシーンがありましたが、私が昔ボクシングをしている頃、腰を打たれて腰骨の突起の部分が折れた人がいたので、それかも?とも思いました。
でも、どっちにしても、これは普通の世界戦ではないです。
4団体のベルトがかかった、PFPトップの井上選手との試合、さらに億のお金がもらえる試合。
世界で注目される選手だから、世界中が見ています。
あのマイク・タイソンも井上選手が好きで見ているらしいです。
1階級上の世界チャンピオン達みんなが、「井上とやらせろ」と言うぐらいの存在。
名誉とお金が普通じゃないぐらいかかっているのに、腰が痛いからといって自分からあっさり棄権はあんまりでしょ。と思いました。
みんなとんでもないお金を出して見に来る興行だし。
しかも今からという時だったから、ドヘニーにもうちょっと頑張って欲しかった。
井上選手がインタビューで、
「長く試合をしていればこういう試合もある。」と言っていましたが、確かにそうですね。
今回は残念だったので、次を楽しみにしときます。
他の試合も色々凄かった。
セミファイナルの武居由樹vs比嘉大吾はめちゃくちゃ面白かった!
私はWOWOWで、世界で行われているボクシングの試合を毎週見ていますが、これは久しぶりに凄い試合だったと思います。
かなりギリギリの際どい打ち合い。
実況でも言ってたけど、武居選手は当て勘が凄すぎ。
要所要所で「そこ当てるんだ」という所もあれば、相手が入って来る所にアッパーを合わせたり、自分から飛び込んでアッパーを当てたり。
比嘉選手は入ってからの連打を狙っているから、その攻防が凄かった。
毎週のようにボクシングの世界戦を見ているけど、ここ最近で一番面白くて、久しぶりに手に汗握る試合でした。
あとは、平岡アンディvsイスマエル・バロッソ。
イスマエル・バロッソ選手はWBA同級暫定王者らしいのですが、日本ボクシングコミッション(JBC)はWBA暫定王座を基本的に認めていないため、平岡選手は暫定王者への世界挑戦とはならなかったらしいです。
このイスマエル・バロッソ選手って年齢が41歳という事にビックリ!
重量級ならパワーでいけるから、この年齢はあるけど、スーパーライト級は63kg。中量級はスピード・パワー・テクニックと全てがないと厳しいから、この年齢は凄いと思います。
しかもただの選手ではなく、暫定王座を持っていて、この舞台に立っているから。
選手の平均年齢は昔と比べて上がってきていますが、近年のボクシングはスピード化してきていると言われています。
年齢が上がると反射神経が落ちるから、それでこの階級のチャンピオンクラスにいる事が凄い。
しかし、今回は相手が悪かったですね。
平岡アンディ選手は、日本チャンピオンにもなっていなくて、世界ランクにも入っていない時からトップランク社と契約した逸材。
(※トップランク社とは世界的なボクシングのプロモーション会社)
予想通り、平岡選手の完勝でした。
最後に、佐々木尽vsカミル・バラ
佐々木尽選手強すぎ!
かなり話題になっている選手で、今回初めて試合を見ましたが、本当に強い!
日本人初と言われるウェルター級世界王者になれそう!
平岡選手と佐々木選手の、この中量級。
世界挑戦すら難しいと言われている、めちゃくちゃ選手層が厚い階級です。
二人には頑張って欲しいです。
応援しています。
今回のブログはボクシングの試合感想でした。