日曜にあったボクシングを見て
雨が嫌いなコーチのてつです。
梅雨に入りました。
この季節に入ると、ジム横の用水路が溢れない事をいつも願っています。
今日、明日は大雨だから怪しい・・・。
さて今回は、日曜にあったボクシングの感想と合わせて、ネットの記事にあった良い言葉をピックアップしてみました。
試合の感想をざっと書くと、
メインイベントの中谷選手は、まさかの最初から驚くほど強引に仕掛けましたね。
それに落ち着いて崩れなかった西田選手も凄かった。
手に汗握る統一戦でした。
これは面白かった!
次に印象に残ったのは、増田選手の左ストレート。
あれヤバい。
右で探っていって、ここというタイミングで左ストレート。
お手本になるような打ち方。
アマチュア世界一の坪井選手の技術は凄かった。
(※ボクシングはアマチュア世界一のほうが、プロで世界を獲るより難しいとも言われています。
①アマはトーナメントな上に、数年に1度のチャンスしかない。
②1発逆転があるプロと違い、アマはポイント制で技術がないと勝てない。
↑1つの意見だと思います。これらも、階級・時期・場合にもよるし。)
那須川選手の技術も凄いから、この二人の試合を見てみたいけど、同じ帝拳ジム所属だから出来ないのが残念。
その那須川選手ですが、【那須川天心コラム】というのがネットに上がっていたので読んだら、みんなに知ってもらいたい言葉があったので紹介します。
那須川天心コラムの一文↓
『格闘技も、すぐ強くはなれない。コツをつかんだ後からが大変で。感覚だけでやっちゃうとできた理由が分からないし論理がない。』
↑
これ、ただやってる人にはわからないと思います。
課題を持ったりして、考えてやってるとわかるやつ。
その時は出来た事が、後から出来なくなる事ってないですか?
感覚だけでやっていると、上手くいく時、上手くいかない時がバラバラです。
もちろん感覚が大事な所もあるけど、安定するには理由が大事な事が多いと思います。
それを考えて自分のものにして。という作業。
ですので、課題を持って考えて練習してください。
試合や対人練習で上手くいかない人には、私はいつも理由をつけて説明しています。
ただ理屈っぽいんじゃありませんよ。
格闘技はバカじゃ強くならないと思っていますので。
他にもそのコラムで、
『個人差はあるけど、何事も成功する人は3~5年は同じことをやれる。やれない人は何やっても僕は成功しないと見ている。誰も見てないところで誰もができることを続ける。それをおろそかにしてはいけないと思っている。』
これも同感ですね。
今まで色々な事で、色々な人を見てきましたが、同じ事を続けられる人が上にいってると思います。
みなさんは、「これだけは続けてる」みたいな事ってありますか?
これって、言い換えれば「これだけは負けない」や「これだけは自信ある」に変わると思います。
格闘技でも仕事でも。
ウチの選手の練習を見ていて、しっかり「これ」というのを続けている人は半分ぐらいかな。
(私の見えない所はわかりませんけど。家で必ず走り込んでるとか。)
ちなみに、私は現役の時にこれを質問されたら、すぐ答えるぐらいの事をいくつかやっていました。
私は頭が良くないので、その時はそこまで考えてなかったけど。
これだけは何年も続けたものを書くと
↓
●走り込み(ほぼ毎日10キロ近くと、週に1、2回のインターバル)
●筋トレ(体育学校でトップ選手の体の強さと、自分の基礎筋力の無さを思い知らされたから)
●MAXでシャドーとサンドバッグの打ち込み(毎回の練習で限界までやってました)
(仕事の事も色々あるけど、今回は格闘技の話で。)
私が現役の時は、サンドバッグの打ち込みは集中して1発1発を限界まで。
声を出して打たないと打てないぐらい。
練習中にみんなビビって声をかけないぐらいでした。
ウチからそんな練習量をやるような、お手本になるプロ選手が出ればと思います。
プロで勝つには、どれだけの事をしないといけないかというのを、実際にみんなが見れれば。
いつも同じ事を書きますが、私はこういう事にいかに早く気付くかだと思っています。
早く気付いたほうが無駄な時間がありません。
みんなには、私みたいな無駄な時間を過ごさないでほしいです。
だからブログを使って頑張って伝えています。
那須川選手は桁違いの努力があると思うけど、おそらく頭がすごくいい。
どれだけの事をしないといけないのか、あの若さでもう色々わかってるんでしょう。
しかも多分、私達が考えもしないような事まで。
だから無敗なんだと思います。