なるほど
ネタを考えておくつもりが、すっかり忘れていて、今日の朝からあわててブログを書いたコーチのてつです。
本当に考えていなかったので、そのうち書こうと思っていたネタを引っ張り出しました。
最近は体調管理の為に無理矢理にでも休む日を作っています。
普通は当然の事なんでしょうけど・・・。
「あれも」「これも」と考えていたらキリがなく休まない。そして体調を崩す。
そんなバカな私なので、そうならないように無理矢理に休みをとっています。
最近はその休みで映画を観る時間が出来てきました。
私の趣味は映画。
よくありがちな、
「たまに映画を観るしなー」
「音楽はよく聞くしなー」
で、
「趣味は映画鑑賞と音楽鑑賞」というのとは私は違います。
こういうのは趣味とは言わないと思います。
以前もブログに書きましたが、私の趣味の映画というのはガチなやつ。
アカデミー賞とかを気にしていたり、何百本と映画を持っているし、音響と照明で映画を観る為の部屋にしているし、朝から晩まで休憩なしで映画を観ていられるし。
最近、ある映画を観ていて、その主演女優が言ったセリフがとても「なるほど~」と思ったので、それをそのうちブログに書こうと考えていました。
今日のネタはそれを引っ張り出しました。
そのセリフの前に、このネタを書こうと思った理由を。
たまにマス・スパーをしていて相手を殴れない人がいます。
男性は本当に、たま~~~に。
女性は多いですね。
最近、強くなりたい試合も出てみたいと凄く頑張っているYくん。
彼は殴れない人でした。
最初の頃のミット打ちで男性がやってしまうのは、とにかく振りかぶって殴る事。
格闘技ではそんな大振りでモーション大きく殴りにいっても当たりません。
そこでフォームが大事になるのですが。
男性のミットで私がよく声をかけるのが「力みすぎ。腕で打つな。最初は形を気にして綺麗に打て」です。
Yくんの場合は逆に、私が最初から言っていたのが「もっと思いっきり殴れ!」です。
基本を教えている時に、思いっきり殴れと言う事はほとんどありません。
そのくらいYくんは全く打てなかったので。
綺麗に手を伸ばしている感じ。
マスに入っても相手を打てなかったので、荒療治で対戦相手にYくんをガンガン殴ってもらう方法をとりました。
そしたらYくん、
「打たないと打たれる」と思ったらしく、それからは結構強く自分から打てるようになりました。
※注意:これは本人が強くなりたい試合に出たいと頑張っているからやった事で、全員にさせる事ではありません。
次はよくネタであげる「のりこさん」。
のりこさんも今となっては「マスですよ?」と声をかけてもたまに強く殴っているし、試合にも出て人を当たり前に殴っています。
何か言い方悪いけど(^^;
話を昔に戻せば、のりこさんはただダイエットで入っただけ。
上手くなりたい強くなりたいとか、どうでもいい人でした。
でも練習を頑張って、上手くなってきたので対人練習をすすめたら、
「えー!? 人なんて打てない!! 顔を打つの!??」
「思いっきり打って大丈夫なの!??」
とか言っていました。
2018年11月10日「今日のネタは。」にこの事を書いています。
(この以前のブログを探すのに苦労した^^;)
私達からしてみれば「人を打てない」とか言われても
「なんで?ただ殴るだけたい?」
としか思いません。
「この人は何言ってんの(゚ペ)?」
って感じ。
でもある映画を観ていて、そのセリフを聞いたら「殴れない人」の気持ちがすごく理解出来ました。
その映画の主演女優が言ったセリフです。
そのセリフ↓
男は暴力に対して多少なりとも免疫があるんだよ。女にはそれが本当にない。
だから怒鳴り声だけでも萎縮して声を出せなくな人もいる。
拳を握って人を殴るなんて、拳銃で人を殺すぐらい現実味がない事なんだよ。
だそうです。
なるほどですね。
Yくんは男性ですが、人によっては現実味がないという事なんでしょう。
あと優しすぎるとか。
のりこさんの
「えー!? 人なんて打てない!! 顔を打つの!??」
「思いっきり打って大丈夫なの!??」
それを聞いた時は
「この人は何言ってんの(゚ペ)?」
と思っていましたが、
その映画の主演女優のセリフを聞いて、今やっと理解出来ました。
当たり前にずっと人を殴ってきた私達みたいな人間には、最初は理解出来ないですよね。
映画は色々と気付かされて、人を成長させてくれると思います。