試合後の話

前回のブログに文章を追加したコーチのてつです。

試合が終わってから会員様達と試合の内容について色々話すのですが、会員様のほとんどがブログを読んでくれているので話が早かったりします。
ありがたいです。
前回の試合内容のブログを書いた後に、賞の受賞の事や、本当にみんなもう少しだったという内容を「試合の補足」として書きました。
するとその内容に対して、今回選手で出場したY介が一言。

Y介:「僕も書かれてると思いました・・・。」

確かにY介は書いてない。
今回の賞絡みか、優勝絡みしか書いてないから。
よく考えてみれば、確かにY介は強い相手に善戦しました。
Y介の相手の事を書いていませんでしたが、会場が沸くぐらいの打ち合いを見せて「ベストファイト賞」を受賞した事がある強い選手。
私も「強いねー」と思って見た記憶がありました。
その選手に2対1で惜しい試合をしたY介。
そこを書いて欲しかったみたい。
彼が自分の事を主張してくるのは珍しい。

私:「書いて欲しかった?」

Y介:「少し・・・。」

という事で、文章をすぐ追加しました↓

『⑤Y介は、ベストファイト賞を取った事があるような強い相手に2対1の善戦。』

という文章が増えています(^-^)

さてさて、今回は試合後の話。

後から聞いてみると、あの試合の日に色々ありました。

選手は試合後ジムに来たら、必ずモモカフェの所に来て反省会をします。
今回は初めての事例があったから驚きました。
まさかセコンドの声を聞き間違える人がいるなんて・・・。

セコンドの声を聞き間違えたのはS太郎。
本当にこれは初めて。
皆さんご存知の通り、試合で相手セコンドの声は聞こえないけど、私の声だけ大きすぎて聞こえるというのはよく言われます。
そのくらい大きく声を出すし、特徴的な声とも言われるから、聞き間違われるなんてかなりの驚き。
(↑私は自衛隊で大砲を扱う部隊の班長をしていました。爆音が鳴っている中で、耳栓をしている10名の班員に大声で指示を出していたから声が大きいです。)

S太郎と試合の反省会をしていて、

私:「最後の30秒は絶対出ないといけない所だったよ。そしたら勝ってたかもね。あそこでフラフラ打ち合ったのがダメ。」

S太郎:「自分ではフラフラしていないと思ってたけど、後から映像で見てフラフラしてたから驚きました。」

私:「惜しかったよ。効かせてコーナーに追い込んでラッシュかけるシーンもあったし。他は相手が上手かったから、本当にあとラスト30秒をとったほうの勝ちだったかな。」

S太郎:「途中で前蹴りを出せって指示をしたじゃないですか。それでコーナーに~~」

私:「は?何て??」

S太郎:「え?」

私:「今何て言った?オレが前蹴りを出せって?」

S太郎:「え?はい。前蹴り出せって指示が・・・。だからコーナーに追い込んだりしたから、これで勝ってるんだと思って、流せって事なのかと・・・。」

私:「前蹴り出せとか言ってないって!ていうか、死んでもS太郎に前蹴りを出せなんて言わんし!」

S太郎:「え?」

私:「オレがS太郎に前蹴りの練習させた事ある?普段やらせてない事は絶対に言わんて!オレが出来なかった経験もあるし。」

S太郎:「相手セコンドの声が大きかったんですかね?」

私:「それでも間違えんやろ」

S太郎:「あ。自分のコーナー側から聞こえたような気もします」

私:「そしたら、それ客席やろ」

この考えられる原因は4つ。

①【珍しく相手セコンドの声が大きかった】
普段、私の声が大きすぎて、相手セコンドの声が聞こえないです。
でも、今回は1人目のS誠があまりにもひどい試合をしたから大声を出しすぎて、初めて1人目で喉がつぶれて、その後あまり声を出せませんでした。

②【今まで試合はコロナ禍に出ていたから】
コロナ禍ではセコンド以外、声を出して応援してはいけません。
だから色々な人が声を出すのに慣れていないから、勘違いしたかも。

③【マス・スパーが少ない】
S太郎はマス・スパーが少ないほうだから、私が横から声を出して指示する事があまりないから、慣れていないのかも?
マス・スパー中に、私がリングの横から声を出しているシーンはよく見ると思いますが、S太郎は昼間に来るから相手がいなくて、マス・スパーが人より少ないです。
だから横からの私の声に慣れてないとか。

④【S太郎がアホ】
いくら①②③の原因があっても、セコンドの声を聞き間違えるなんて。
長く格闘技に関わっていますが、セコンドの声を間違ったと聞いたのは初めて。(←世界は広いからある事かもしれませんが、私は初めて聞きました。)
冗談で「アホ」と書きましたが、S太郎は目の前に集中しすぎて、まわりが見えなくなったり聞こえなくなるタイプなのかも。
緊張や集中から、選手が何も聞こえなくなるのはよくあります。
冷静な人は、相手セコンドの指示も聞こえて「そう来るか」と考えられる人も。

長く試合に出ていれば、色々な事が起きますね(^^;
声を聞き間違えていなかったら勝ってたかも?

この改善については、ラスト30秒でフラつかない彼の練習内容を考えたので、それで大丈夫かな。

余談。

前回の唯一の勝者「K来」。
彼は可愛い彼女を連れて来て、さらに1人だけ勝つという、とても良い日になりました。
しかし、彼女からまさかの一言。

「S太郎が一番カッコよかった」って。

K来が一番じゃないの( ̄□ ̄;)!!?

S太郎はおとなしそうなのに、リングでは強いというギャップが良かったらしい。

S太郎。キックの技術もだけど、ギャップにも磨きをかけようか。モテるかも。

K来。普段はヘラヘラして弱そうにして、試合は強いというギャップを作ろうか。
彼女を死守しましょう。

いや。
彼女が言いたかったのは、ボクシングのランキングのように、1位の上に別格のチャンピオンがいるって事だったのかな?
(※ボクシングのランキング1位は1番ではありません。その上にチャンピオンがいます。)

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