人命救助
暑さに弱い事務アシスタントのフミです。
さて、先日のAED設置のブログの中で、会員さんが人命救助で表彰されたという話がありましたが、なんとも素晴らしいですね! 実はわたしも人命救助をしようとした経験があります。
あれは夏のある日
わたしが車を運転していると、対向車線の歩道を歩いていた60代位の男性が突然パタっと倒れたのです。
わたしは車を停めてその男性のもとにすぐさま駆け寄り
「大丈夫ですか!?」
と呼びかけました。
その方は腹部を押さえ横たわったままでとても苦しそうだったので、
「誰かきてください!!!」
とまわりの方に大声で助けを求め救急車を呼びました。
人だかりができ、通行する車の方もいったい何事かとみていかれるなか、救急車の到着を待ちました。今思えば、まわりの方からは、わたしがその男性を車でひいたと思われていたでしょうね。
しばらくして救急車が到着すると、救急隊の方は一言、
「お酒臭いですね。」
するとそれまで無反応だった男性が静かに立ち上がり、救急隊員に抱えられながらクルリとわたしの方を振り返り、満面の笑みで、
「姉ちゃん、ばーか。」
といったのです。わたしは状況が理解できず唖然・・・すると、その男性は再び
「姉ちゃんのばーか。」
…しかも1回目よりさらに満面の笑みで。且つ、ゆっくりとした口調でわたしが聴きとりやすく(笑)
目の前で人が突然倒れて、
「どうしよう、どうにかしてあげないと!」
と奮闘した数十分を返せーと叫びたくなりました。
もやもやとした記憶でしたが、久しぶりに思い出したのでとりとめもなく書いてみました。
でもこれに懲りずに、困った人がいたら手を差し伸べてあげられる人間でいたいです。
もちろんきちんと状況を見極める目も鍛えないといけませんけどネ(笑)
ちなみに、「姉ちゃん」といわれる程、まだ若かった時代の話です。