試合のオマケ話②

のりこさんにブログの一文で突っ込まれたコーチのてつです。

6月15日のブログ【試合結果】に書いた部分で、

『ウチはどんなにセンスがなくても、どんなに気持ちが弱くても、どんなに選手向きの性格じゃなくても、試合で勝てるまで育てています。
それがAクラスまでいくと、こういう所で色々出てくるなと。』

と書いていたので、のりこさんが、

のりこ:「という事は、この中の誰かが当てはまるって事ね」

って。

いやいや^^;

と、言い訳を書こうと思ったけど、やっぱり正直に書きます。
だいたい、このブログ自体が私が思ったことを何でも正直に書いているので、ボロボロ本音が出まくりです^^;

「どんなに気持ちが弱くても、どんなに選手向きの性格じゃなくても」
という所に当てはまっていた人がいます。

これはY介。

これを読んで、みんな
「書いて大丈夫?本人は傷つかない?」
と思ったかもしれませんが、これは本人が一番自覚しています。
それに、逆に強くなった人の良い例として、私も人に話していますし。

まず、気持ちが強い弱いの話。

内容は少し忘れてしまいましたが、YouTubeかインスタで、格闘技かスポーツの有名選手たちが話していた内容です。

「スポーツ(格闘技)って″気持ち″が8割(9割)だよね。これすごくわかる。」

※細かい内容はほとんど覚えていません。
YouTubeかインスタか、8割か9割だったかも曖昧ですが、こんな感じの話です。

これ、本当にすごくわかります。
練習も気持ちだし、やるやらないも気持ちだし、試合も気持ちだし。

格闘技・スポーツは、センスとかより、気持ちが強いほうが上にいくと思います。
センスだけだと心が折れたりするから。
格闘技は殴り合いだから、気持ちの強い人が多い。
特にプロでやる人達は、ここらへんのどこかがぶっ飛んでる。

おとなしくて気持ちの弱い人が、強くなりたいから始めるというパターンももちろんあります。

入会当初にY介が言った言葉

「自分は全く悪くないのに、強く言われたら何も言えない」
って。
弱い人あるあるですね。

練習で、自分を追い込んで限界を超えるのはとても難しいです。
これは気持ちが強くないと出来ないから。
最初のY介は、自分を追い込むという事が出来なかったので、私がついて無理矢理やらせた事も。
今の彼は倒れる寸前まで練習しています。
気持ちが強くなりました。
ここはもう選手のお手本になっています。

まずそのメンタルはクリア。
次の壁は、人を打つ事。

まさかのY介は人を打てなかった。
これ、格闘技をやっている人は意味不明ですよね?
「殴ればいいやん」
で解決。

でも、そういう感覚がない人もいるんです。
人を殴った事がないという人はもちろん多い。
女性はもちろん、男性でも意外と多いです。
殴るという感覚がない。
この感覚がない男の人に、相手を殴れってかなり難しい。
おとなしくて、か弱い女性に、「殴れ」って言っても考えただけでも無理ですよね?
そんな感じ。

この前、N川くんも
「まぁY介くんは人を打てなかったからですねー」
と言っていたほど、誰もが知っている事実です。

練習を頑張って、Y介は何とか人を打てるようになりましたが、「効かせてやろう」とかそういう感覚がなく、競技的に当ててる感じ。
ここも今後は、何かを変えないといけないかもしれません。

そして、最大の壁は「顔を背けない」。

相手からパンチをもらって顔が跳ね上げられても、打たれながら相手を打ち返す人はすぐ強くなります。

たま~に、パンチをもらったら怖くて顔を背けてしまう人がいます。
これって、その人が元々持っているものらしいです。
成長の過程か、親から受け継いだのか、生まれ持ってなのか、そこはわかりません。
これは本能的なものみたいで、どんなに練習しても、そういう人は顔を背けてしまいます。
正直に書くと、こういうタイプは強くなれません。

今までこういうタイプを何人も見てきました。
色々なトレーニングで克服しようとしているのも見てきたし、私も会員様でそういうタイプがいたら、頑張って色々な方法で克服させようとしましたが無理でした。
はっきり言って100人いたら、100人無理だと思います。

しかし!

101人目にして、この理論を覆してくれたのがY介。

彼も顔を背けるタイプでした。
しかも無意識に顔を背ける。
顔を背けていることを、自分でもわかっていないことがあるぐらい。

特別に克服する練習をした訳ではありません。
他の人になくてY介にある能力は、とにかく続ける事。
練習には、週に2、3回必ず来ます。
自分で決めた練習メニューは、どんなにきつくてもやっています。
このキックボクシングも、別にキックボクシングが好きだからではないんです。
最初の頃は、格闘技をテレビで全く見ないと言っていたので。

でも、彼は格闘技の道に来ました。
来たからには、彼の続ける能力を発揮。

「継続は力なり」という言葉がありますが、続けているうち、いつの間にか顔を背ける事がほとんどなくなりました。
まだ、たま~に出ますが。

この前の6月14日のRISEでは、悪い所が全て出て全然ダメでしたが、3月29日のRISEではかなり強かった。
このブログで書いている事が「全部ウソでしょ」と思われるぐらい強かった。

元々の気持ちが弱いから、前回の試合のような事になってしまいます。
安定するにはもうしばらくかかりそう。
でも、そんなY介がもしプロになったら・・・。

そんなY介がAクラスまできてしまいました。
この″続ける能力″で、Y介はどこまで強くなれるのか?
「選手向きの性格じゃない」と書きましたが、続ける事ができる能力も、選手向きなのかもしれません。

皆様、このY介の成長を見守ってあげてください。

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