練習と努力と結果

選手には時折、厳しく指導しているコーチのてつです。

次の試合まであと3週間を切りました。
みんな練習を頑張っています。
ずっと連戦で試合をしていますので、みんなキャリアを積んで、どんどん強くなっていくのがわかります。

試合が終わって、私は、
「試合はダメだったけど、練習頑張っていたから良いよ」
なんて、甘い事は言いません。
言った事もありません。
試合が終わったら、勝っても負けても、「良かった所」「悪かった所」「どう練習するか」と、もう次に繋げる事を考えているし。
まず試合がダメなら、練習がダメという事。
最後の試合なら、「お疲れ様でした」ですけど。

そこで、今日は「練習を頑張る」話。

試合が終わって、いつも私が言う事は
「やるべき事が出来たかどうか」です。
それぞれに、試合で「やるべき事」を与えています。練習もそうです。
「やるべき事をやっていれば勝てたのに」という内容で、負けてしまうと本当に悔しい。
試合で、やるべき事が出来ないというのは、まだ練習が足りないから。
体に覚え込ませるぐらいやらないと。

野球のイチロー選手も、
『練習で100％自分を作らないと打席に立つことは出来ません。自分の形を身に付けておかないと、どん底まで突き落とされます。』
と言っています。
試合でやるべき事を、練習でしっかり作りましょう。

もし、「やるべき事を出しきって負けた」のなら、それはOK。相手のほうが強かったからしょうがない。
次は、その相手より強くなればいいだけ。

その「やるべき事」が1つ1つ出来ていけば、さらにレベルが高い「やるべき事」が出てきます。そうして強くなっていきます。
前回の試合でダメだった所、マス・スパーでダメだった所を、練習で反復してイメージして修正して、体に覚え込ませる。
それが出来たら、また次。
最初の対人練習は、パンチをよけたり、フックやボディを狙って当てられませんよね。そんな感じで、気付いたら体が覚えて普通にしているので。

指導はもちろんしますが、自分でも考えながら集中して練習してください。
何も考えずに練習しても、絶対に強くなりません。
たまに、間違った方向で考えている人がいますので、気付いたら修正します。

いつも私は言っていますが、練習は追い込んで、バテてからが大事。
自分で自分を追い込んで、倒れるまでやってみてください。(←倒れるつもりでやっても、意外と倒れないものですよ。)
限界を超えないと、それ以上にはなりません。

たま～に、メンタル的な影響が大きい人がいます。
もちろん、メンタルのもっていき方も色々と教えてはいますが。
これもイチロー選手の言葉を出すと、
『メンタルな部分が及ぼす肉体への影響は、とてつもなく大きい。』
と言っています。
だから、選手でメンタルの影響が大きい人には、考え方の話をする事が多いです。

最後に、その練習の努力に対する考え方の名言を紹介。

『努力すれば報われる？そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。』　～リオネル・メッシ～

『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるなら、それはまだ努力とは呼べない。』　～王貞治～

です。

報われていないなら、努力が足りないし、努力とは呼べないそうです。

言い換えれば、試合で練習した事が出せないなら、練習が足りないし、練習とは呼べません。

今回は、試合に出る人達向けにブログを書きました。
でもこの名言は、スポーツに限らず、何に対してでも言えることだと思います。
結果を出して報われた時に、「自分は頑張った」と感じると思います。

という事で、頑張りましょう！

追記

と、偉そうな事を言いながら、腰が痛くてミットが持てません。
申し訳ございません。
ｍ(｡≧Д≦｡)ｍ